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糸魚川-静岡構造線
フィールドミュージアム

形成史(その2) 南アルプスの誕生
【1200万年前頃】
1200万年前頃には、山梨県や周辺域の土台の地層が形成されます。
糸魚川−静岡構造線の東側では、南から日本列島側へ向かうフィリピン海プレート動きの中で、付加体である櫛形山・甘利山地塊が衝突します。
このような衝突や付加作用によって、日本列島中央部は海域から陸域に転じました。
【100万年前頃】
現在我々が目にしている山梨県や周辺域の地形・地質は、このような上昇によって基本形ができあがっていきます。
100万年前頃になると、赤石山地の南アルプス・関東山地などは急激な上昇域に転ずることになります。
南アルプス(赤石山地)には、古い付加体に順次若い付加体が貼り付けられ、山地として成長をし続けてきました。
具体的には、櫛形山地⇦御坂山地⇦丹沢山地⇦伊豆半島の順に多重衝突していることが判明しています。

出典:産総研地質調査総合センター「20万分の1シームレス地質図」をもとに作成
https://gbank.gsj.jp/seamless/v2/viewer/?center=35.3599%2C138.3701&type=level2&opacity=0.46&target=cursor
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